シングルオリジンコーヒー

シングルオリジンコーヒー(Single-Origin-Coffee)とは、思いを持った生産者によって、それぞれの土地や品種にこだわって栽培された上質な珈琲豆であり、その特徴に合わせ丁寧に焙煎された、その豆ならではのすばらしい個性が楽しめるコーヒーです。
店主が独自厳選したシングルオリジンコーヒーを、心をこめて自家焙煎してご提供いたします。

上質の苦味や酸味は、甘味と寄り添っています。
巷では冷めると不味くなるコーヒーが大半ですが、徐庵のコーヒーは、温度が落ち着いてくると、淹れたてのときの風味にくわえて甘味のような味わいを楽しんでいただけます。
冷めても口中に嫌な酸味や苦味が残ることなく、最後まで美味しく飲んでいただけるかと存じます。
シングルオリジンコーヒーそれぞれの個性にくわえ、雑味のないクリアーな美味しさ、温度変化と共に、味わいの変化やテクチャー（食感）の変化が楽しめるのも特徴です。

ブレンデッドからシングルオリジンへ

これまでコーヒーは、コモデティコーヒー（NY先物取引所での取引される珈琲豆）のブレンデッドが提供されることが主流でしたが、近年では、ワインのように農園や畑ごとの個性を楽しめるシングルオリジンコーヒー（志のある農園と直取引された高品質な珈琲豆）の流通がずいぶんと良くなり、求めればその美味しさを味わうことが可能な時代となってきました。
ウィスキーがブレンデッド一辺倒から、それぞれの違いを大事にするシングルモルトの時代に変わったように、珈琲もこれからはシングルオリジンコーヒーの個性を楽しむ時代になるだろうと思います。
そこで徐庵では、他国にはない日本独自の喫茶文化、バー文化を大切に、時には音楽と向き合い酒と向き合い珈琲と向き合う、そんなちょっとだけ豊かな時間を皆様に提供できればと、そのように願いながら日々精進したいと考えております。